こんにちは!
中高年の方の学び・資格取得を応援しているワタルです。
社労士試験対策として「追加で問題集を購入すべきか否か」に関する記事となっています。
新しい問題集を買いたくなってしまうという方はぜひ参考にしてみてください!
問題集を追加で購入して触れたことのある問題を増やせば、それだけ知識も経験も増えるし、合格に近づくはずという気持ちよく分かります。
でも、ちょっと待ってください。
その問題集、ほとんど使われずに終わってしまいますよ💦
何を隠そう私も相当数の問題集を購入しました。いや、コレクションしました。
だからこそ気持ちが分かりますし、お金が無駄になってしまうことも知っています。新しい問題集を購入したい気持ちを抑えて、手元にある問題集に全力を注ぎましょう。
なぜ問題集を購入したくなってしまうのか
手元にある問題集が終わっていない、完璧になっていないのに新しい問題集が欲しくなってしまうという、あの気持ちは何なんでしょうか。私は心理学のことなどは分かりませんのでそれを説明することは出来ません。
しかし、やたらと問題集を購入して後悔しているという経験だけは積んでおりますので、同じような経験を皆さんがされないよう、お話させていただきます。
特に中高年の方は若い方に比べて経済的な余裕もあるかと思いますので、ついつい「買っておくか」といったことにもなりまねません。
でも、それを繰り返してしまうと本当にもったいないですから、問題集の購入は慎重に行いましょう。
私が問題集を買い漁ってしまった理由、気持ちは以下のようなものがありました。
同じような感情を抱いている方がいらしたら、要注意です!!
お金も時間ももったいないことになってしまうので、まずは既に手元にある問題集に取り組みましょう。
やる気がみなぎってくる
新しい問題集を手にすると、心機一転、これからますます勉強頑張るぞ!!これをやり切ることで合格へ近づくぞ!!という気持ちが生まれてきませんか。少なくとも私はそういうタイプでした。
そういう意味では問題集が欲しくなるのは、自分の勉強が行き詰っている時なのかもしれません。救いを求めて未知の問題集に手が伸びてしまうのです。
しかし、非常に残念なことですが、この燃え上がるような情熱、体から満ち溢れてくるやる気は一瞬で最高値を記録し、恐ろしいほどの勢いで急降下していきます。
何故なら問題集を購入しただけで、行き詰っている勉強に活路を見出すことが出来るわけないからです。
そこにしかない知識があると思ってしまう
問題集を何冊も買ってしまった私ですが、過去問題集を何冊も買うことはありませんでした。掲載されている問題は同じですから。
解説の好き嫌いはあると思いますので、どうしても相性が悪いなと感じる場合は思い切って買いなおすという選択肢もアリだと思います。
私はどちらかというと一問一答集、オリジナルの選択式問題集などを買ってしまう傾向にありました。それは、色々な問題形式に慣れておいた方がいい、その本にしか無い知識を吸収しなければ!と考えていたからです。
手元にある問題集の知識すら吸収できていないのにです。
今考えてみれば、その本にしかない知識なんてあるのでしょうか。その不安を払拭するには全ての法令や通達を理解し、丸暗記するしかないと今では思えますが、当時はそこまで考えが至りませんでした。
既にその時は40代になっていたのに、そんなことを考えていたと思うと、恥ずかしい気もしますが、真面目にそう思っていました。
万が一、同じように思っている方がいらしたら、立ち止まってください!
その本にしか載っていない知識などありません。他の書籍のどこかにも同じことが書いてありますし、仮にそのような知識を問う問題があっても誰も解けません。
そして、社労士試験に満点は必要ありません!!
これならやり切れると思ってしまう
本屋さんで問題集を手に取り、パラパラっと見ている中でふと読んだ解説文に「これは分かりやすい!」「自分が知りたかったのはコレだよ!」と思ってしまったら欲しくなりますよね、その問題集。
本屋さんで問題集を手に取り、「この問題集は薄いからすぐにやり切れそうだな」、「トイレ、お風呂、通勤用に買っておこう」と思ったら、買ってしまいますよね、その問題集。
これも一時の危険な感情です。
既にお持ちの問題集にも同じ解説が書いてありますよ。
その時に覚えていないだけです。万が一、お持ちの問題集には書いてはいなくても、参考書には必ず書いてあります。
いちいち参考書に戻るのが面倒という意見もあるかもしれませんが、その過程を経ることで記憶に焼き付くかもしれません。参考書に戻る時間が無いのであれば、丸覚えしてしまえばいいだけです。
薄い問題集は結局、何分冊にもなっていませんか?
手元にある薄い問題集やミニテストいった類の問題は完璧にしていますか?
その薄い問題集を肌身離さず持ち歩くと誓えますか?
本屋ではやってやる!と思うんですが、結局は続かないんですよねぇ。薄い問題集を手に入れたら今度は逆の発想になってしまうこともあります。
どうせ持ち歩くなら多くの情報が詰まっている分厚い問題集の方がいいよねと。
こんなループにはまらないようにしてください。
並べているだけで安心
私もこの状態にまでなってしまいましたが、重症です(笑)
もはやコレクターになっています。
本当に貴重な本だったら良かったのですが、残念ながら社労士の問題集ですと後々価値が上がることもないですし、むしろ消費期限は1年間、その後はほぼ価値ナシです。
何ですかね、手元にあるだけで安心してしまうのです。やろうと思ったときにすぐに出来るという気持ちなのか、手に入れることが目的になってしまいます。こうなってしまうと腰を据えて取り組むことはほぼないでしょう。
本棚に並んでしまっている問題集が1冊でもある場合はコレクターへの道に1歩踏み出しているかもしれません。
ご注意を。
購入した問題集の行く末
新たに追加で購入した問題集はほぼほぼ手つかずで終わってしまいます。
それはもちろん、既に手元にある正規の問題集、講座に付随されて配布されたものが終わっていないからです。
結局はそちらの問題集を優先してやってしまうのです。
でも、それが正しい選択です。
実際に私が通っていた学校では、講座で配布された教材のみしか使わなかったという方が一発合格されていました。その分、徹底的にやり込んだのだと思います。
新しい問題集を購入するのはそれからで十分なのですね。そして、そこまでやり込めば新しい問題集など必要ないのでしょう、と今は思います。
私が購入した問題集について感覚的な結論を申し上げますと、
・なんとなく1周したもの 1割
・最初だけはやったもの 6割
・たまに開いたもの 3割
といった具合です。ほぼほぼ活用できていません。
手元にある問題集を最初から最後まで、ボロボロになるまで使い込みましょう!