こんにちは!
社労士試験の時期が近づいてくると「今年はダメかもなぁ」「もう諦めちゃおうかな」という思いがどうしても湧き出してしまうときありますよね(経験ズミ)
私が社労士試験にチャレンジしていた時に周りを観察し感じたこと、合格後に色々な話を聞いた中で「そうなんだぁ」と学んだ合格者の特徴を共有します!
大事なのは「とにかくガムシャラに突撃あるのみ!」です。
合格者の特徴
諦めない人
まず第一にあげられる特徴としては「諦めない人」です。
社労士試験は何度も受験している人がたくさんいます。2~3回の受験は当たり前と言っても過言ではありません。
私の場合は3回目の受験で合格となりましたが、受験している当時は1発合格する人がいるなんてとても信じられませんでした。
なかには半年の勉強で1発合格したという方も w(゚Д゚)w
もちろん1回目の受験での合格が最も望ましいわけですが、1発合格が偉いわけでも正しわけでもありません。
むしろ、長く勉強していたからこそ理解は深まっており、その蓄積してきたものは合格後に華ひらく可能性もあります!
でも、残念ながら合格には至らずに勉強を止めてしまう方もいらっしゃいます。
それは色々な事情があると思いますので、一概には言えませんが「勉強を止めなければならない環境になってしまった」という事情が特に無いのであれば、ぜひ諦めないで勉強を続けるべきです。
細々と続けたっていいじゃないですか!
私が合格したときの資格学校の祝賀会には「10回目で合格した!」という方もいらっしゃいました。
その方の嬉しそうな笑顔は誰よりも輝いてましたよー!!!
合格するまで「諦めない」。
最重要ポイントです!!
知識の収集に貪欲な人
合格のためにあらゆる手を尽くす人とも言えるかもしれません。
新聞などで労働事件、年金関係など社労士試験に関連する記事を毎日チェックしていた人、厚生労働白書を通読したという人など、合格へ向けて前向きかつ貪欲な方は強いです。
私自身はそうした知識の収集は全く行っていませんでした。
正直に言うと、そこまでの時間の余裕も無かったです。
それは日常の仕事が忙しかったというのもありますし、勉強が後手後手になっていてそれよりも問題を解きまくらなければならないという状況にあったからです。
しかーし、今思えばそうした姿勢は見習うべきでしたし、スキマ時間を活用すればそれくらいの余裕はあっただろうなと反省しています。
私はいま日経新聞の電子版を購読していますが、電子版ですと自分でキーワードを設定することができます。
これを設定しておくと、キーワードに関連する記事だけが自動的にピックアップされて読めるようになるので、わざわざ関連する記事を探したりする必要もなくなります。
これは便利!
実際に労働保険、社会保険というキーワードを登録していますが、それなりに記事が抽出されてくるので、非常にありがたい機能です。
話が逸れましたが、日ごろから8月の試験本番を意識して貪欲に取り組める人は強いですね!
一点集中で取り組める人
本屋さんに行くと社労士試験に関するテキストや問題集が溢れ返っていますね。
基本書などはどんどん種類も増えてきていて、社労士に対する関心だ高まっていることをヒシヒシと感じてしまいます。
私が受験していたころにはあまり見かけることのなかった、判例を分かりやすくまとめた冊子や各制度のパンフレットから学ぼうといった趣旨の本まで出ています。
もし私が現役受験生だったら絶対に手を出していたであろう本がたくさんあります。
そうです、私は色々な本に手を付けてしまう参考書マニアなのです。
しかし、私の周りにはそうした市販の教材には一切目を向けず、学校で配られた教材のみで一発合格している主婦の方がいらっしゃいました。
私は配布されていた教材に加えて、過去10年分の問題集やら、選択式対策の問題集、ちょっと持ち歩く用のコンパクトなものなどを完璧にそろえていたのに(笑)
そんな私からすると、配布された教材だけで1発合格なんて信じられない存在です。
でも、このスーパー主婦の存在を知ってから、きっと随分と回り道してしまったのだろうなぁと反省しました。
思い返してみれば、あれこれと教材を独自に準備した私も、結局のところは1つの問題集を繰り返し繰り返しやり続けていたわけです。
そしてその年に合格しました。
あれもやらなきゃ、これもやらなかきゃ、それもやりたいといった気持ちをグッと抑えて、目の前になる教材に全力投球しましょう!!
1冊をやり遂げようとする意志とパワーがある人は強い!!
1つでも好きな科目がある人
いつも点数の取れる得意科目があるという人ではありませんよ!
社労士試験の試験科目の中に1つでも好きな科目がある人です。
結局、社労士試験の内容が好きかどうかという話にもなるのかもしれません。
やはり、何かしら興味を持てる内容があるかないかというのは、大きな差があるのかなと感じています。
そういう意味では社労士試験は、続けやすい科目も多いはず。
自分が働いている職場のルールに関することであったり、老後の年金のことであったり、生活に密着している内容も多いですからね!
私の周りにいた合格者で印象深い方の1人が「年金おじさん」です。
このおじさん、年金が大好きなんです。合格した後も年金についてやりたいことがたくさんあるらしく、年金愛を語っていました。
ちなみに本試験での年金の成績はそこそこだったそうです・・・笑
こんなに年金が好きな人が大好きな科目でも満点取得というわけにはいかない試験ですから、そういう試験なんだと思えば気が楽になりますよね。
でも、好きな科目があるのは大きなアドバンテージです。
好きな内容でしたら、覚えなくちゃと思わなくても頭に残りますよね。
自分の場合はやはり労働基準法が面白いなと思っていました。
常日頃から労働しているわけですから、そこで「あれ?勉強していることと違うような??」「これ労基法違反、大丈夫かな・・」など気にする機会も増えました。
もちろん本番では大した点数を稼ぐことが出来ませんでしたが。
たしか労基法の択一は6点だったかな・・・。
以上の4項目が、私の周りにいた人の特徴です。
試験勉強に自信が持てないなぁと感じるところがあるようでしたら、こういう人達がいたんだなぁと少しでも参考にしていただき、自分にマネできそうなことがあったらちょっとでも真似してみるのもいいと思いますよ!
私が思い返してみて、ぜひマネしたいと思うのは「知識を貪欲に集めること」と「1点・1冊集中で勉強する」ということですね。
自分はこれが出来ていなくて、なかなか成果が出せなかったのではないかと分析しています。
合格できない人の特徴とは!?
では、逆に合格できない人にも特徴はあるのでしょうか。
これも完全に私の経験と観察をもとにした話になってしまいますが、ご参考までにお伝えさせていただいちゃいます。
資格学校へ行くことが大好き
資格学校に通うのが好きなのはいいことなのですが、学校で授業に参加しているのが好き、学校でのコミュニティを楽しむのが好きなど、ちょっと脱線してしまっている人がいるのも事実です。
土日に資格学校へ通うとなると、クラスメイトに会えるのは週1回。
積もり積もった話もたくさんあることでしょう。
でも、それを共有するために通っているわけではありません。
一緒に行くランチを楽しみにしているわけではありません。
学校でのコミュニケーションはオマケ程度にしておくのがベストです。
あとは「先生が好き」という人もいるらしい、と聞いたことがあります。
確かに資格学校に通っていると、自分の知らないことをこんなにも分かりやすく解説してくれるなんて「神先生だな!」と感じてしまう気持ちはよく分かります。
でも、小学校、中学校ではないので先生はあなたのことをおそらく覚えてはいないと思われます(笑)
そのため、学校でのコミュニケーションもほどほどでよろしいかと。
私が学校に通っていた時は知り合いを一人も作らず(出来なかったという言い方も正しい)授業が終わったら即帰宅という生活をしていましたが、後で聞いたところによると、LINEのグループが幾つか構築されていたらしく、そこでは有益なものから有害なものまで様々な情報交換がされていたようです。
そうしたグループ内ではやはり事情通みたいな人がいるようでして、「あそこに座っている人が何回目の受験」とか「あの人は去年は違う先生のクラスにいた」とか「今年は〇〇が出るらしい」などなど、勉強しているより発信している時間の方が多いのではないかという猛者もいたそうです。
学校はあくまで勉強の中のほんの一部分ですので、あまり楽しみすぎないようにしましょう。
色々な教材が好き
これまでも多少触れてきている内容ではありますが、2回目の受験で惨敗した私のことでもあります。
世の中には様々な教材が溢れ返っていますし、それぞれが特徴を出すために工夫されています。
ですから、本屋で教材を見ていると「おや、こっちのテキストの表の方が覚えられそう」、「あれ、こっちの問題集の方が解説が分かりやすい」と思ってしまうのです。
そして、やる時間も気力もないのに購入してしまうのです。
そしてキレイに並べて「これをやり切れば合格が見えてくる!!」と思い、満足してしまうんですよね。
きっと同じ思いをしている人がいらっしゃるのではないでしょうか。
よく分かります。
私も相当な量の教材を購入しました。様々な教材に手を出したからこそ、最後は数種類に落ち着いたというのもあるかもしれませんが、結局使用するのはほんの一握りです。
そして、それだけやれば十分なのです。
もし、様々な教材に目移りしてしまっている方がいたら、どうか我慢して手元にある教材をやり切ってください。私のように遠回りかつ無駄な出費をしないことをお祈りいたします。
直前期にいつもどおりの人
直前期に本気でひたすら勉強している人が合格している印象です。
普段から相当勉強しているという人は直前期になっても同じようなペースでやっているのかもしれませんが、「直前期は相当やったよー」という話は多く聞きました。
きっとどこかでスイッチが入って、戦闘モードになると思うんですよね。
絶対に合格してやるという思いがあるかというところにもつながってくると思います。
私の場合は、絶対に合格してやる!というよりかは、もう終わりにしたい、早くこの環境から抜け出したいという思いの方が強かったと記憶していますが、必死に勉強したことは確かです。
インターネット上に記載されている特徴
ここまで記載した合格者・不合格者の特徴はあくまで私の経験から感じたことを記したものですが、一般的にどのようなことが言われているのかと思い、「社労士 合格者 特徴」と試しに検索してみました。
そうしますと、継続する力のある人・素直な人・基本に忠実な人・諦めない人・途中で修正できる人・逆算できる人といった記載がありました。
自分の感じたこともあながち間違っていないのかもと自画自賛しつつ、一言コメントさせていただきます。
途中で修正できる人・逆算できる人
これは「確かに!なるほどなー」と思いました。
私が全くやれていなかったことでもあるので、コレが出来れば強いなと。
様々な勉強方法や教材を試していく中で、より良い方向に修正したり、普段のテストや模試の結果を受けて重点的に勉強する分野を変更したり、臨機応変に対応できるということが出来れば、より効果的に勉強できますよね。
また、逆算して勉強できるということは常に合格を見据えて勉強するということでもあります。
学校のスケジュール通りに勉強できればある程度は計画的に勉強できているということではありますが、それを軸にして自分なりに分析して、合格までの道のりを描くというのも大事なことだなと思いました。
素直な人
せっかく受験のプロである資格学校や先生が計画的・効率的なスケジュール、勉強方法を提示してくれていますので、これを素直に受けるのがまず大前提だとなります。
もちろん、それを基本として先ほど記載したように自分なりの合格までの行程を描ければ、なお素晴らしいわけですが、まずは素直に愚直にやるべきことをやるという姿勢が必要です。
ただ1点、私が失敗したなと感じた点がありますので、それを共有させていただきます。
学校へ通い始めた1年目なのですが、私は学校へ通ってさえいればある程度合格が見えてくるのだろうと勘違いしていました。
そして、授業の中では先生も「これからどんどん知識が吸収され、実力がついてきます」と仰っていました。
私はそれを時間が経つうちに実力がついてくるのだと勘違いしてしまい、1年目の本試験では大コケしました。
これを素直というのかは甚だ疑問ですが、素直に聞き入れて、誠実に努力できる人というのが正しい表現かもしれませんね!
最後に
私なりの合格者・不合格者の特徴を記載してみましたが、これが出来ていれば受かる、出来ていないと受からないというものではありません。
あくまで参考程度に読んでいただければ幸いです。
社労士試験は本当に大変です。
ちょっとモチベーション下がってきたな、という時にでもまたこちらの記事を読んでいただいて、勉強パワーに代えていただければこれ幸いです。
息切れしないよう自分なりの最善の方法を見つけて合格を勝ち取りましょう!